工業における排水処理方法

モノを製造する際には、その原材料と同時に製造や加工のために利用した水を適切に処理することが大切です。工業において、洗浄、冷却、精製等に利用された廃水には、水銀やカドミニウム、シアン、ニッケル、カドミウム、亜鉛、六価クロム、フェノール、鉛、ヒ素等の生物にとって有害な物質が含まれています。かつて日本では処理が不十分な工業排水による水環境汚染とそれに伴う人体への悪影響が深刻な問題になっていました。しかしながら、現在では、工場の中で適切な排水処理が行われることで、排水基準が遵守され、環境が守られています。工業排水処理には、その除去物質の種類に応じた方法を選ぶことが必要です。具体的には、凝集沈殿やろ過に代表されるような固液分離法や、微生物の働きを活用した生物処理等、様々な種類の排水処理法が利用されています。化学物質の除去には化学反応を用いた方法や、活性炭を用いて有機物や色素を吸着させて処理する方法もあります。排水処理設備を設置するための場所や処理費用やエネルギー効率等のコスト面も考慮しながら、これらの様々な種類の処理方法を組み合わせた、効果的な取り組みが求められます。なお、工場によっては、処理してきれいになった水に対して、さらに高度の処理を行い、事業所内で繰り返して利用する再生水の活用も行われています。

工業の良い情報

新着情報

↑PAGE TOP

Menu